「新しいことに挑戦して、失敗するのが怖いのでなかなか動けない…」
「頑張って挑戦したけど、失敗して苦い思いをしてトラウマになった。またあの嫌な感じを経験すると思うと怖い…」
「初めて挑戦することには失敗がつきもの」とは頭ではわかっていても…やっぱり、失敗は嫌だし、怖いものは怖いと思います。
「怖い!」が強く出てしまうと、なかなか挑戦できなくなっちゃいますよね。
けど、そんな逃げ続ける自分も嫌になっているので…「なんとかしたい気持ち」があるからこの記事にたどりついたのかと思われます。
「怖い」という考えが強くなって、なかなか動けない方は…
無意識にハードルを上げすぎているのかもしれません。
だから、行動できるようなるためには「ハードルを下げる」ことが大事になってきます。
今回の記事では、その無意識のハードルを下げるポイントをご紹介します。
この考え方を身につけることで、挑戦することに対して恐怖が減り、どんどん行動できるようになりますよ!
失敗を回避することより自分を守ることに注目する
アナタは新しく挑戦することに対して…
「最初から上手く行かない」と頭ではわかっているけど、やっぱりどこかで「1度も失敗せずに、スムーズに結果を出すための近道を歩きたい!」と考えていますか?
そのため「最短で結果を出すために、失敗しないために事前に勉強している(またはする予定)」としているかもしれません。
その考え方は大事です。失敗する痛みはなるべく経験したくないですもんね。
けど、上達する知識・テクニックなどでリスク回避の勉強する前に…
これだけは伝えさせてください。
『最初から』
上手く結果を出すことに
こだわりすぎないこと!

いや、何いってんの?
誰だって最初から失敗せずに、上手に出来るようなりたいに決まってんじゃん!
それに、「最初から上手くいきたい」って考えは大事じゃないの?
最初からそんなに弱気じゃ、成長が遅れるんじゃない??
何いきなり、上手になることを否定しちゃってんの?
と、びっくりしたり、がっかりさせたり、腹が立ったらスミマセン。
けどこの心構えは、自分を守るため・成長には大事なことなんです。
ショックから自分を守ろう!
「上達したい!うまくなりたい!」と思うことは、向上心があって素晴らしいこと。
その向上心を守るためには、「最初からうまくできることにこだわらない」って心構えは大事なのです。
どういうことかと言いますと…
例えば仮にアナタは、文章を上手に書けるようになりたいとします。
で、実際に文章の書き方のテクニックを学んだとして

よ~し!
うまく書く方法も学んだし、書いてみるぞぉ~!
と文章を書いてみて、もし実際には上手く書けなかったら…
超ショックを受けたりしませんか?
向上心が高いので…
- 「早く上手く文章を書きたい理想」
- 「実際には上手く書けなかった現実」
この大きな差に苦しむことになるのです。
ギャップに立ち会った結果…
「なんで書けないんだよ!」と自分を責めてしまうかもしれません。
「書けない私はダメだ…」と自分を自己嫌悪しちゃうかもしれません。
「この人は才能があるからできるんだ、やめたやめた!」と頑張ることを諦めるかもしれません。
頭ではどこか「すぐに上達はしない」とはわかっていても…
どうしても、理想と現実のギャップにショックを受けてしまう。
上手く書けない(失敗)現実が辛いんですね。
このギャップに苦しまないためにも…
「最初からは上手く書けなくても良いんだ」
っていう選択も、与えてあげてほしいのです。
「文章が上手くなった結果だけで評価する」
に注目するのは…ちょっと待ってほしいのです。
落ち込みモードの具体的な私の例
実は、これは文章の書き方だけではなく、あらゆることにも当てはまります。
私の話ですが、私は絵を描きます。
上手く描けるようになりたいので、描き方講座を見て勉強します。
んで、実際に描いてみると…全然うまく描けないんですよね(涙)
すると、落ち込みタイムが始まります。

講座ではあんなに簡単そうに描いているのに、私は描けない…
私、絵を描く才能がないんじゃないかな…
私っていつもそうだよね、なにをしても上手く出来ない…
はぁ~私って本当にダメ…
とまぁ、絵だけではなく、流れでいつの間にか自分のことまで否定する始末ですよ(汗)
こうなっちゃうと、「上手く描けない⇒自分を責めだす」の構図ができあがっちゃって。
絵を練習しようと思うと…

絵の練習をもうしたくない!
だって嫌な思い(自己嫌悪)をするから!!
って最初に考えちゃうんです。もう、頭にこびりついちゃってるんです。
その結果…怖くて絵の練習をしなくなる。したとしても、また嫌になる。
- 勉強して描いてみると上手く描けない現実が見える
- 上手く描けない自分に絶望する
- 「自分なんて…」と自己嫌悪が始まる
- 練習から遠ざかる…
- けど、やっぱり絵が上手くなりたくて練習する
- 1に戻る
とまぁ、コレが繰り返されちゃうんですね(汗)
繰り返せば繰り返すほど、「また同じようなことを繰り返している…バカみたい…」と傷が深くなりました…。
こうなってくると…

頑張ったって無駄じゃん!
って思っちゃうんですね。
コレは私が「最初から上手く描けなくて良いんだよ」を許していなかったんです。

絵がうまく描けないのなら、お前はダメな奴だ!!
「100点を取れないのなら、0点と一緒だ!」みたいな感じになっていたんですね。
私は、いわゆる白黒思考、知らないうちに完璧主義になっちゃっていたのです。
完璧主義は向上心があって良いことなのですが、強すぎると自分を傷つけちゃう。
「諸刃の剣」なので、バランスが大事なんですね。
結果だけではなく別の部分も見てあげて!
勉強をし、実際に挑戦してみて、理想と現実とギャップにショックを受けることは多いと思います。
ここで「上手くできない自分だはダメだぁ~!!」と凹むのは、(特に自分に自信がない方は)なかなか止められないことが多いでしょう。
もうそうなったら、盛大に凹んでもいいと思います。
先程も書きましたが、止めようと思ってもなかなか止められるものではないから。
一旦、感情を思いっきり吐き出しちゃった方が良いと思います。
(その時は、その考えを批判したりせずに「うんうん、そうなんだね」ってただ聞いてあげてね)
そして、盛大に凹んで話を聞いてあげたら…
ちゃんと別の部分も、平等に見てあげてほしいんですね。

頑張って挑戦したんだよね。!
文章をうまくなりたいから頑張って勉強して、実際に書いてみたんだよね。
それはとても素晴らしいことだよ!
みたいな感じで、「出来なかった部分以外のところ」にも注目してあげてほしいのです。
「そんなの大したこと無い…」って思うかもしれないけど、これって頑張っているんですよ。
実際に慣れない新しいことに挑戦するのって、すっっっっごくエネルギー使うんです!
だから、それだけですごいんです。
「出来る・出来ない」の結果だけではなく…
頑張った『途中部分』も認めてあげてほしいのです。
スパルタ VS 全力で応援
「結果」って挑戦することの難易度にもよりますが、1、2回程度では結果が出ることはむずかしいです。
だからこそ、長い目で見る心構えがとっても大事。
その長い目として、ずぅ~~~っと「結果を求めるまでスパルタ」で行くってキツイんですね。

挑戦できた?当たり前だろうが!
出来て当たり前の、大したこと無いことでいちいち喜ぶな!
そして、たった1回上手く行かなかったぐらいで、落ち込んでいる暇あるかー!
上手くなる結果を残すため、どんどん次に挑戦しろー!
って言われて、「そのとおりだ!うおぉぉぉぉ燃えるぜぇぇぇぇぇ!!!」でずっと動ける人なら、それはそれで良いのですが…

頑張って挑戦したんだね!すごい!
けど、上手く行かなくて凹んじゃうんだね。
うんうん、辛いよね。悲しいよね…よしよし
大丈夫だよ。
今は上手くかなくても、私はずっと応援しているからね!
1歩1歩、自分のペースで大丈夫。ゆっくりと進んでいこうね!
続けていけば、必ず出来る未来にたどり着けるよ!
「上手く出来なくて悔しいよね。悲しいよね。なんだか恥ずかしいよね。けど、最初から上手く出来なくても良いんだよ、大丈夫だよ私は応援しているからね!」
「2回目は1回目より、ちょっと上手になったね!やったね!」
「そっか、うまくなったと思ったけど、またなぜか上手く行かないんだね。悲しいよね…。疲れたら休んでもいいからね。大丈夫。必ず乗り越えられるよ!私は見放したりしないからね!」
「がんばったね、出来るようになってきたね!よかったね…!(涙)」
って応援してもらった方が、まだ長い目で動けるのではないでしょうか?
決して楽な道だけではない、山あり谷ありな道のりを共に励まし合いながら進んでいくんですね。
すぐにはゴールにたどり着けない。
だからこそ、励まし合いながら進んでいくのが大事なんですね。
結果が出なくて…

お前は本当にダメだな!結果を出すためにもっとガンバレ!
凹んでいる暇はないぞ!その時間も努力に回せ!
そうすりゃ、結果が出る時間も近づけるぞ!頑張れ!!
と自分に言い続けて頑張っていくか…
結果が出なくて…

上手く行かなくて悲しいんだね。うん、悲しいよね…。
悲しい思いを共有させてね。話を聞くからね。
けど、頑張って挑戦したことで
ちょっとだけ上手く行けないポイントが見えたね!
大丈夫だよ、次はきっとうまくいくよ!応援しているね!
と自分を応援し続けて、頑張っていくか…
アナタはどちらの方が、挑戦し続けられますか?
「アナタにあった方法」で試してみてくださいね!
まとめ
長くなりましたので、最後にまとめます。
- 「最初は上手く行かなくてもいいんだ」という選択肢も許してあげて!
- 「理想の結果」だけを見ると、その結果にならないと凹むから途中経過も大事にしてあげて!
- 自分を全力でやさしく応援してあげよう!
「最初から1発で上手く行かなくてはいけない!」
だと、ハードルが高すぎて、プレッシャーになったり…
実際に出来ないと、自分を責めて嫌になってしまい、諦めちゃうことも多いです。
だからこそ、「最初から上手く行かなくてもいいんだな」という選択肢は大事。
そうすると挑戦のハードルが下がって、動けやすくなります。
さらに、「やさしく励ます・応援してあげる」ことで、行動し続けることも出来ます。
長い目で、自分を応援し続けてあげてくださいね!
アナタの心は、アナタは人生で一番長く付き合うパートナーですから^^