
こんにちは!ルイです!
一緒にじっくりと勉強していく背景講座、坂道を描こう編です。
完成図

今回は、こういった「かんたんな坂道」を描けるようにします!
ななめパースを描くには?
家や窓などは、大体がまっすぐ平行になった背景ですよね。なので、普通の一点透視図法や二点透視図法でスルッと描けます。
でも、家の斜めになった屋根、坂道、滑り台などは、斜め物体になってきます。
こうなってくると、普通のパースではうまく描けなくなります。
さっそく、斜めのパースのとり方を見ていきましょう。
ななめの坂道の1本道を描こう!
斜めの代表としてまずは、坂道の1本道を描いてみましょう。
1本道はアイレベルに消失します。
しかし、途中から坂道になったら、消失点は変わってきます。
坂道の消失点は、アイレベルは一緒なのですが、消失点の高さの位置が変わってくるんです。

上り坂の場合は、もっと上の方に消失点が出来るんですね。
坂が急になるほど、アイレベルから離れます
ではさっそく、クリスタのパース定規を使って坂道を描いてみましょう!
坂道のパース定規を作ろう
まずは、1点透視のパース定規を作ります。
次に線を引いていきましょう。

スナップにチェックは入っていますか?
これでパース上に沿って線が引けますよ!
ベクターレイヤーを作成して、まずは普通に1本道を描きましょう。

斜め上り坂を描くので、アイレベルは上の方、消失点は右側に配置します!
【寄り道】ガイドを使おう!
ちょっとここで、寄り道。
後々役にたつので、ここでガイドの使い方を説明しておきます。
※知っている方はスルーして先に進めてください
ガイドとは、目安になる仮の線…といったところでしょうか?
字ではよくわからないので、実際に見せますね。
真ん中に、紫色の線がありますね?これがガイドです。
このガイド線は、キャンバスには描かれていません。
ガイドには、ガイド専用のレイヤーが作成されます。
このガイドレイヤー上でしか見えません。
レイヤー左の目のマークを押すと、ガイドの表示・非表示ができます。
このガイド線を作る方法は、キーボードの「Ctrl」を押しながら「r」を押してください。
すると、キャンバスの回りに、メモリのような枠が表示されます。
試しに、縦に引くガイド線を出してみましょうか。
左側のメモリ部分をクリックして、右側にぐい~んとマウスをドラッグしてみてください。
すると、赤いガイド線が出てきます。
これでガイド設置できますよ!

ちなみに、ガイドは縦・横どちらからでも引けます!
ガイド線を消したい場合は、ガイド線を選択してBackSpaceで消せますよ!
坂道の消失点を作ろう
では、坂道の消失点を作りましょう!
さっそく先ほど勉強した、ガイドを利用します。
適当にまずは、1本道の坂になりそうな位置においてみましょうか。
そして、坂道の消失点を作っていきます。
自分でパース定規を1から作っていきましょう。
- ツールパネルにある「図形ツール」をクリック
- パース定規を選択
【寄り道】透視図を変更
そして、ここで注意点。
「ツールプロパティ[パース定規]」パネルにある、「透視図を変更」のチェックを外しておいください。
この「透視図を変更」とは、文字通り透視図の変更をする項目です。
- 1点透視図⇒2点透視図にする
- 2点透視図⇒3点透視図にする
ってことですね。
※知っている方はスルーして先に進めてください
例えば、今回の坂道は、1点透視図で描き進めていますよね?
この「透視図を変更」にチェックが入っていると、新しく坂道の消失点を作ると、消失点が2つになるので、2点透視図になってしまうのです。
今回の坂道は、1点透視図で最後まで描くので、それはまずい。
1点透視図で、複数の消失点を入れたいわけです。
勝手に2点透視図にされては困るので、「透視図を変更」のチェックを外しちゃいましょう!

まぁ…今はよくわからなくても、とりあえずチェックは外しましょう!
はい、坂道の消失点に話を戻します。
実際に坂道の消失点を作っていきましょう。
まず最初に、1本道のパース定規レイヤーを選択しておいてください。

ガイドを作った場合、ガイドのレイヤーが選択されています。
そのま進めると、ガイドレイヤーに新しくパース定規を作ってしまいますので…アイレベルが2つになってしまいます
では、ガイドから坂道になる消失点の位置を決めます。
そこから下の坂道に続く線まで、まずは1本パースを引きましょう。
続けて、同じく坂道の消失点から、2本めのパースを反対の坂道に続く線につなげます。
すると坂道の消失点が完成します!
あとは、坂道をペンツールで描きましょう。
定規ツールを非表示にすると…坂道が完成しました!

…なんかわかりづらい坂道ですね
そんな時は、坂道の消失点の位置を変えてあげればいいです。
1度作った消失点は、青い丸を押せば動かせますので。
今度は、心臓破りの上り坂道っぽくなりましたね!

他の背景を入れると、もうちょい坂道っぽくなるんですけどね(笑)
休憩
お疲れ様でした。
これで、坂道を描けるようになりましたね♪
ちなみに、まっすぐ見た場合の坂道、下り坂の方も描き方の基本は一緒です。試してみてくださいね。
寄り道がたくさんあったりして、今回も覚えることがいっぱいありましたね。
ちょっとずつ、コツコツと覚えていってくださいね。
焦りは禁物です!焦るとすべてが嫌になって、挫折しちゃいます!

私です!(ドヤァ)
じぃ~~~くりと、知識と技術を吸収していってくださいね♪
次回は「階段を描いてみよう!」です。

大体、1週間後ぐらいに更新予定!
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